タグ

2021年4月12日のブックマーク (1件)

  • 日本の古本屋 / 第27回 吉田純一さん 町に向かって本棚を開くひと

    2年前に、兵庫県のたつの市にはじめて行った。山田洋次監督『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(1976)でも描かれているように、揖保川沿いの龍野町には古くから町並みが残る。童謡「赤とんぼ」の作者・三木露風の故郷であり、路の側溝やマンホールの蓋には赤とんぼが描かれている。 このときの目的は、〈九濃文庫〉を訪れることだった。その少し前、千駄木の〈古書ほうろう〉で、「小沼丹生誕百年祭 井伏鱒二・三浦哲郎と共に生きて」と題するDMを見つけた。 「今年は小沼丹が亡くなって二十三年目の年となる。小沼丹の教え子、映画監督の前田陽一が亡くなって二十一年目、前田と同窓の三浦哲郎が亡くなって九年目、前田の畏友、竹内和夫は、昨年の六月に亡くなった。 そのような年に行う生誕百年祭である。 皆様のご来訪を願います。 ~いずれの青春も 茫々たる人生の只中にある~」 とある。その頃、小沼丹の復刊が続き、私もそれらを読ん

    nekotuna
    nekotuna 2021/04/12