PostgreSQLはVer9からストリーミング・レプリケーションの機能が実装され、複数台のサーバで分散して処理を行うクラスタシステムを構成することができるようになりました。ただ、実装するにあたっては幾つかのパターンが考えられます。また、PostgreSQLの負荷分散を行うpgpool-IIも単一障害点になってはいけませんので、これ自身も冗長化する必要があります。 今回は、執筆開始時点での正式バージョンであるpgpool-II Ver3.1.3、PostgreSQL Ver9.1.2を使って、以下のようにpgpool-II、 PostgreSQLを並列実行する形でのクラスタシステムを考えてみたいと思います。 並列実行型クラスタ構成のメリット 通常、クラスタシステムを構築する場合、大きく分けて、アクティブ/スタンバイ型、アクティブ/アクティブ型の2通りの構成があります。当然ながら、pgpo