昨年暮れの100億円あげちゃうキャンペーンで世間の注目を集めたPayPayは、10月5日に1周年を迎えるが、先日行われたPayPayの中山社長の記者会見によれば、ユーザー数が1250万人、加盟店がコンビニ、ドラッグストア、各種チェーン店や商店街などを中心に140万か所、累計決済回数が1.4億回に達したとのことだ。 これらの数字が、多いか少ないか、判断は人によって分かれるだろうが、私はまだ加盟店数が絶対的に不足しているものの、1年間の成果としては健闘していると思っている。 現在LINE Pay、d払い、メルペイ、楽天ペイなど、多くのQRコード決済事業者がPayPayに負けじとポイント還元キャンペーンを次々に繰り出して、激しいシェア争いを続けているが、いずれ体力勝負に決着が着くだろう。しかしその消耗戦に勝ち残った者に明るい展望がすぐに開けるかと言うと、まだまだ前途は厳しいと言わざるを得ない。
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