「薬を替えたら2週間は続けて飲んでみて、効果が感じられるかどうかをさぐってください」(※写真はイメージ)この記事の写真をすべて見る 花粉の飛散量がニュースになる時期。2017年は昨年の4.4~11倍(ウェザーニュース)と発表された。不安を募らせる人も少なくないはずだが、新しい薬も登場している。 花粉症はアレルギー疾患の一つだ。本来、免疫機能は細菌やウイルスなどの病原体に対して働くが、アレルギー疾患では、一般的にそれほど毒性のないものや、ほかの人にとってはアレルゲン(アレルギー症状を起こす原因物質)とならないものに対して過剰な免疫反応が起きてしまう。また、突然、発症するのも特徴だ。 花粉症ではスギやヒノキ、カモガヤといった特定の花粉がアレルゲンになる。もっとも患者数が多いのが、2~4月に飛散するスギ花粉によるものだ。おもな症状はくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみで、侵入した花粉を排除するた