ブックマーク / akihitosuzuki.hatenadiary.jp (3)

  • ピルという新しい問題ー欧米における避妊の転機 - akihitosuzuki's diary

    www.sweeteningthepill.com 日曜の朝にVogue UK 版をのんびり読んでいて、少し気になった記事があったから読んでみた。予想したよりも大きな内容で、学者として、それから教育者として、まじめに考えなければならない主題である。内容は女性が避妊のために服用するホルモン剤、いわゆる「ピル」である。20世紀後半の避妊を教えるときに、日の避妊と出生のコントロールは、優生保護法の堕胎手術とコンドームを使うという男性の協力に依存してきたのに対し、ヨーロッパの避妊は1970年前後に入手できるようになったピルに依存してきたという教え方を私はしている。欧米のピルが、当時の女性解放と女性の自立の思想とも共鳴したものであり、女性の自己決定であることも強調してきた。日の方法が特別悪い解決だとは教えていないけれども、国家の政策と家族主義の産物であることには必ず言及している。欧米の女性の自立

    ピルという新しい問題ー欧米における避妊の転機 - akihitosuzuki's diary
    nenesan0102
    nenesan0102 2017/10/29
    自分はPMDDで、ほぼ毎月のようにリスカしてるレベルでメンタルやられてたけど、ピル服用でびっくりなほど落ち着いた。
  • 731部隊(NHKスペシャル)について+日本の大学医学部の学用患者の問題 - akihitosuzuki's diary

    http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170813 NHKスペシャルの731部隊の特集「731部隊の真実 ーエリート医学者と人体実験ー」がYouTube 上に落ちていたので、喜んでそれを観た。ツィッターやFBで高い評価を聴いていたが、その通りの素晴らしい番組だと思う。NHKがこの水準の番組を作れるまでには、1980年代からの地道で着実な学術的な研究の蓄積があり、常石敬一先生、松村高夫先生、解学詩先生などの業績のたまものである。また、1980年代の小説家の森村誠一や2000年代のジャーナリストの青木冨貴子などの著作も大いに貢献していると思う。また、実際の音声を聴いたり、実際の文書を観たりするのは、大いによかった。 主たる主張は、国内の大学が果たした役割と重要性を主張するものである。これまで731部隊の隊長であった石井四郎の

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  • 20世紀ドイツの「精神病質」の歴史 - akihitosuzuki's diary

    Eghigian, G. (2015). "A Drifting Concept for an Unruly Menace: A History of Psychopathy in Germany." Isis 106(2): 283-309. 今年度は感染症の歴史を読んで講義ノートを作ったり、あるいは医学史の他の領域のや論文を読んだりする機会が多かったが、久しぶりに専門の領域である精神医療の歴史の文献を読むことができるモードに入った。楽しく心躍らせながら読んだ論文が素晴らしかった。 「精神病質」という診断カテゴリーは、曖昧なものとして精神科医たちが警戒しているものである。精神科医が権限を拡張するために作り上げた概念であるとか、性犯罪をおかしたものに厳しい対応をするための道具であるといった議論がされてきた。日では1960年代から70年代に、これが精神疾患として実在するのか、それとも

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