ブックマーク / note.com/fumiken (3)

  • 「傷つきやすい」は、「傷つけやすい」。|古賀史健

    ちゃんと別の話に行きつくことを断ったうえで、また犬の話からはじめる。 生後4ヵ月を過ぎたうちの犬は、まあ咬みぐせがひどかった。いま劇的に改善しつつあるのだけど、とにかくひとの手を咬み、足を咬み、服を咬みまくっていた。訓練士の先生は「この子、見た目よりも怖がりなんですよ」と言った。ストレスに弱いから、とりあえず咬もうとする。それで防御しようとする。別に攻撃したいんじゃなくって、ビビリなだけなんです、と。 人間でもまったく同じだなあ、と思う。 「傷つきやすいひと」は、往々にして「傷つけやすいひと」とイコールだったりする。ちいさなことに傷つくひとは、同じくちいさなことで誰かを傷つけていく。怒りの沸点が低く、しょうもない私憤を、たいそうな公憤であるかのようにすげ替えて、誰かを攻撃する。 アドラー心理学では、「ひとは自身の劣等感を刺激されたとき、『怒り』の感情を持ちだし、他者を攻撃する」と考える。

    「傷つきやすい」は、「傷つけやすい」。|古賀史健
    nenesan0102
    nenesan0102 2016/12/09
    傷つきやすい人の中にも「他罰傾向の人」と「自罰傾向の人」がいて、自罰型の人は人と関わらないままひっそりと消えて行ったりするから気づかれない。他罰の人は人と関わるから目立つんだと思う
  • 「ばか」の正体を考える。|古賀史健

    自分を見つめ、世のなかを見渡そうとするとき。「ばか」のひと言は、どんだけ考えても考え尽きることのないテーマだ。 「ばか」とはなにか。 それは「ばれること」である。隠しおおせていたつもりのなにかがばれたとき、ひとは「ばか」の烙印を押される。無知、無教養、無思慮、浅薄、不見識。それらは別に「ばか」ではない。あってしかるべきなにかが欠損した状態を「ばか」と呼ぶのではなく、隠し通そうとしたおのれの欠損が白日の下にさらされたとき、ひとは「ばか」のそしりを受けるのだ。 じゃあ、おのれの「ばか」は、どういうときに「ばれる」のか。 これはもう、「かしこぶったとき」である。かしこぶって聞きかじりの浅知恵を披瀝したとき、偉ぶってわかったような口をきいたとき、その底の浅さは見事に「ばれる」。このひとにばれていないつもりでも、別のあのひとには、ばれている。考えてみれば、皮肉なものだ。ひとは、ばかなやつだと思われな

    「ばか」の正体を考える。|古賀史健
  • だまされる人の共通点|古賀史健

    もう7〜8年ほど前になるでしょうか。振り込め詐欺に代表されるさまざまな詐欺、また悪徳商法を題材に、人が騙されるからくりを心理学的に分析する!みたいな内容のをつくったことがあります。 たとえば、原野商法の営業マンはどんなテクニックを使ってくるのか。そのときお客さんは、どのような心理学的効果によって騙されてしまうのか。そしてどうすれば、それを未然に防ぐことができるのか。……そんな話がいろいろとまとめられたです。 もちろん、「だまし」に関する心理学的からくりをたくさん知れたのは、貴重な学びでした。ただ、それ以上に「なるほどなー」と思ったのが、詐欺師たちがどんな人を狙っているのか、の部分を知れたことでした。 ぼくなんかの予想だと、お金があり余ってる富裕層に忍び寄り、どーんと大金をせしめてぴょーんと逃げていくルパン三世的な詐欺がいいのだろう、と思っていたんですが、ぜんぜん違うんですよね。詐欺師の

    だまされる人の共通点|古賀史健
    nenesan0102
    nenesan0102 2015/08/21
    知人のおっさんが結婚詐欺に2回もあってて…。とにかく美人に弱いみたい。美人にしか目がない。一回で懲りそうなもんやのにな。
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