ブックマーク / plagmaticjam.hatenablog.com (8)

  • 少子高齢化社会についての思案~灯台を失った社会~ - メロンダウト

    いよいよ少子高齢化に伴う人口減少が始まろうとしている。内需は格的に縮小しはじめ、労働人口が不足し、実質購買力の低下(スタグフレーション)とともに日市場は衰退しようとしている。 下記ツイートは日の総人口と生産人口の推移を示したものであるが、高齢化とはいえ横ばいだった総人口も5年後を目途に一気に減少し始めると予測されている。それに伴い生産人口も減り続け、今までのようなインフラを維持することすら困難になるかもしれない。 昨日,衝撃を受けたのですが,日の生産年齢人口 - 総人口の過去データと2065年までの推計値 (総務省統計局の日の統計 https://t.co/gnP7RYzQRZ の人口の推移と将来人口) をプロットしたら,1995年から2020年はつるべ落としのように働く世代が居なくなり,2025年からは日市場が激縮するという… pic.twitter.com/dqxdaGHu

    少子高齢化社会についての思案~灯台を失った社会~ - メロンダウト
  • 子供が未来に閉ざされているのではないか~資本主義リアリズムと少子化対策~ - メロンダウト

    木澤佐登志さんの著書『失われた未来を求めて』を読んでいる。マーク・フィッシャー『資主義リアリズム』を軸に現代を取り巻く思想状況を概観するであるといった印象を今のところ受ける。けっこう難解な部分が多いのだが、印象に残ったのがリー・エーデルマンという人物が参照されていた箇所だ。つまみいのような形になってしまうが、エーデルマンの議論をネットで調べてみるとかなり興味深い。 クイア理論の研究者として知られるエーデルマンは「未来のために未来を捨てるべき」と提言している。同性愛が道徳的な多様性に包摂されることを拒否し、差別として語られがちな同性愛の非生産性を逆に肯定してしまうことで尊厳を確保しようとする。同性愛は人口再生産に寄与しないとして右派から差別されてきたが、左派による政治的包摂もまた消極的なものに過ぎず人類社会のためというお題目がよぎる不完全なものだと言う。そこで右派左派ともに共通している

    子供が未来に閉ざされているのではないか~資本主義リアリズムと少子化対策~ - メロンダウト
  • ぜんぶ資本主義が悪い~『人新世の資本論』を読んでの所感~ - メロンダウト

    斎藤幸平さんの『人新世の資論』を読んだ。 資主義は限界を迎えており、格差や気候変動といった問題を資主義による経済成長によって解決するのは、結論としてもう無理であると書かれていた。トリクルダウンのような無限の経済成長を前提とした格差の解消は失敗に終わり、資の運動に身を任せて「成長」を続ければ世界が良くなるといったものは虚妄や神話に過ぎない。脱成長を目指し、社会のシステムを抜的に再構築する必要があると書かれている。そのためにコモンズ(公富)によるレジリエンスが必要であると。ピケティなどの主張にも繋がるだった。最近だとサンデル教授のメリトクラシー批判にも同様の主張が垣間見えるけれど、ようするにもはやこの世界は「公正」ではないのだとあらゆるところで書かれている。それが結論なのでしょう。いまやそれは当たり前の前提として共有されるべき話になっており、それをもとに政策を打ち出しているのがバイ

    ぜんぶ資本主義が悪い~『人新世の資本論』を読んでの所感~ - メロンダウト
  • 思想の重要性~なぜ人は人に助けてと言えなくなったのか~ - メロンダウト

    なにかいろいろ考えさせられる記事 mainichi.jp コロナで失業した女性の記録だけど、自己責任社会極まれりみたいな内容で悲しくなってしまった。なんでここまで「助けて」と言えないのだろうか・・・ なんてことを書いてみても自分も同じ状況になったとして「助けて」と言えるかどうかわからない。おそらく言えないだろうな。歳を重ねれば重ねるほどに言えなくなる。学生のころはお金なくて気軽に友達に飯おごってとか言えたものだけど今言うのはやっぱり気がひけてしまうな。大人は自立してなければいけないと考えている人が多くてたぶん自分もそういう社会に飲み込まれ、あるいは加担してしまってるのかもしれない。しかしここまで助けてと言えない社会、バラバラに分断されて貧困にあえぐ人がその精神すらも自縄自縛となっているのはなんなのだろうか。個人主義、自由主義、リベラリズム、資主義と聞こえはいいけれどどれもこれも生き方とし

    思想の重要性~なぜ人は人に助けてと言えなくなったのか~ - メロンダウト
    nenesan0102
    nenesan0102 2021/01/28
    事務次官の息子さんの発言は「子供達をブッ殺す」とかだったはずで、もはや迷惑のレベルを超えていると思う。これが『落書きしてやる』なら多分彼は殺されてないんじゃないかな。本当に難しい問題
  • 個人主義が福祉をぶっ壊している - メロンダウト

    個人が個人のまま生活できる職種が少なくなっている。 いわゆる落伍者と呼ばれるようななんの能力もない人達がバイタリティーひとつで生活を立て直すことが難しくなっている。 例えば個人の小売業は大手コンビニが出てきてビジネスとして成立しなくなった。サラリーマンをやっていてなんらかの形で仕事をやめ、再就職するにも能力がなく年齢の問題もある人が退職金で小売業をやって生活することは不可能になった。 退職金がない人は金融機関からお金を借りて店を始めるなどしていたはずだがそれも総量規制で難しくなった。その代わりに出てきたのが公庫であるが公庫は職歴や事業経験などが重視されるため何も持たない人が自己資金0で審査に通ることは難しい。クラウドファンディングもただの普通のお店に投資しようとする人は少ない。 その結果、以前は地方の町の小売業を営んでいたどこにでもいる気の良いだけが取り柄のおっちゃんは大手コンビニのフラン

    個人主義が福祉をぶっ壊している - メロンダウト
  • 男性が結婚しないのは経済的理由を内面化しているから - メロンダウト

    結婚少子化と賃金と男女差別を縦断して論じているすもも氏の記事に関して https://note.mu/sumomodane/n/nda55d2cf494e すもも氏の記事だけではなく少子化結婚に関して書かれている記事を読むと社会学的、経済学的に分析してこうこうこういう状況があるから結婚しないんだと論じられている。マクロな分析は大事だと思う一方で結婚とか恋愛ってそんなマクロで語ることができる話なのかなあといった違和感を抱く。 統計的な分析は結果から原因を推測して対策をたてようという手法だ。結婚少子化に関して言えば既婚者と独身の属性を比較すると子供を産まないのはお金がないから、結婚しないのは年収が低いから、学歴が低いからだといった原因が見つかる。 だからそこにリソースを投入しようといった議論が繰り返される。みんな生活に余裕ができて子供を将来的に安心して育てられるような社会になれば結婚する

    男性が結婚しないのは経済的理由を内面化しているから - メロンダウト
    nenesan0102
    nenesan0102 2019/06/29
    端的に結婚に向く人と向かない人っていると思う。男女関係なく一定数いる。大多数の人が結婚していた昭和中期がちょっと異常だと思う
  • パチンコが賭博ではないとされている理由と意外と知らないパチンコ依存[カジノ法案] - メロンダウト

    カジノ法案が国会で強行採決されたということでギャンブル依存症に関する以下の記事を拝見させていただきました。パチンコ依存症とギャンブル依存症は微妙に違うこととパチンコはギャンブルではないとされている理由など書いていきます. (最近はブログを常体で書くようにしていますが言及なので敬体で書いていきます) www.yutorism.jp パチンコが賭博ではないとされている理由と実際の現場 理由1・違法性阻却 理由2・賭博と遊技の違い 理由3・三店方式 パチンコが大量のギャンブル依存症をつくるからくり 理由1・パチンコ屋ほど静かな場所はない 理由2・パチンコ玉の発射スピードと脈拍 理由3・タバコ 理由4・金 カジノ法案とパチンコ パチンコが賭博ではないとされている理由と実際の現場 理由1・違法性阻却 一般に、法令に基づいて行われる行為や社会通念上正当な業務による行為は、刑法第35条の「法令又は正当な

    パチンコが賭博ではないとされている理由と意外と知らないパチンコ依存[カジノ法案] - メロンダウト
  • 長谷川豊氏はそもそも本音で議論したら社会は壊れるという大前提を忘れてるんじゃないだろうか - メロンダウト

    またはてなのトップページにあがってきた長谷川氏の気論音論というブログタイトルを眺めていた。なんだか異様なそのブログタイトルこそが長谷川氏の思考に絡む藁なんではないかと思った。 音と聞くと裏表のない人間のようなポジティブな印象を持つことがあるが基的に人間の音・個人的な欲望は他人から見たらおぞましいものに見えることのほうが多いものです。今回の長谷川氏の自堕落透析患者抹殺論もそう。だから「音論」というタイトルのくくりで見れば長谷川氏のエントリーも音であるという一点に関して言えば評価できるところではあると考えられます。エントリーの内容とは完全に別な視点ではありますが・・・ 長谷川氏の今回炎上している件についても彼なりの資分配論なのだろうがそういった社会正義のように見える音はたいていが個人の生存者バイアスであったり高慢さ、自律力、プライドなど個人の勝手な判断基準を用いて語っているに

    長谷川豊氏はそもそも本音で議論したら社会は壊れるという大前提を忘れてるんじゃないだろうか - メロンダウト
    nenesan0102
    nenesan0102 2016/09/24
    とりあげていただき、ありがとうございます!またこの件はじっくり考えていきたいところです。
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