ふと思いついたことを書く. 以前,とある老教授から聞いた話を思い出してTumblrへこう投稿した. 二流研究者への道 大学院博士後期課程を出た直後ぐらいの研究者を五流としよう.その後の道は, 五流→四流→二流 という道と, 五流→三流→(壁)→一流 という道がある. これを図にしてみよう. 学位取得直後ぐらいが五流(柿の種)だ.ここから,莫迦になってオリジナリティを求める渋柿コースと,賢くものまねをする甘柿コースに分かれる.甘柿コースを選ぶと,すぐに四流(未熟な甘柿)にはなれる.一方渋柿コースだとなかなか上のランクである三流(渋柿)には上がれない. 甘柿コースで四流になると,普通はそこから「駄サイクル」を回すことになる.身内だけで褒め合うってやつだ.業界が未熟な場合は身内褒めをしつつ一定数の仲間を増やすことも必要だが,四流しかいない駄サイクルはまず何も生まない.しかも悪いことに,駄サイクル