先日、東京堂書店神保町店をご紹介したが、本の街神保町には、ユニークな本屋さんが多い。中でもその品揃えのユニークさで群を抜くのが、農文協・農業書センターだ。農に軸足を置いた専門書店ではあるが、門外漢である自分から見ても、本の世界の多様さ、奥深さを感じる、知的好奇心を刺激する楽しい売り場、専門家だけの場所にしておくのはもったいない。 本屋好きの聖地、神保町のメインストリート、東京堂書店のあるすずらん通りは、白山通りを渡るとさくら通りと名前を変える。白山通りとさくら通りの角、コンビニ・サンドラッグの3階に、日本で唯一の農業書専門店である農文協・農業書センターはある。2年前にこの場所に移転する前は、大手町のJA(全国農業協同組合中央会)ビルの中にあり、農家や農業団体の専門家御用達の専門書店だったが、神保町駅歩0分の好立地で徐々に一般のお客様も増えてきたと店長の荒井操さんは言う。 内階段を上がる。