IT導入を行うにあたって、非常に多いのが「カタログや画面、説明を聞いていたらこのソフトやシステムで問題ないと思っていたが、実際に納品されたものと使ってみると使いづらかった。期待したものではなかった。」という失敗談です。そういったすれ違いを可能な限り少なくするために、ITシステムを導入するために何をどう考えなければならないのかを解説します。 「要望」と「要件」がもたらすギャップ システムを手に入れる過程は、注文住宅を作る過程によく似ています。 リビングは12帖以上 書斎が欲しい 床の木からぬくもりを感じたい 寒がりなので断熱効果を高めたい これが要求、つまり成し遂げてほしいことです。使う人が作る人に対して、伝えるべきことです。 これに対し「要件」というものは、こういうことになります。 12帖のリビングにするために、書斎の場所は収納になるが良いか? 断熱効果を高めるための素材はこれでいいか?
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