映画『2001年宇宙の旅』をネタバレ解説。モノリスの意味、猿から人類への進化論、hal反乱のメッセージ、原作小説の存在など徹底考察。 1968年4月6日にアメリカで公開されたSF映画の金字塔『2001年宇宙の旅』。“完璧主義者”=スタンリー・キューブリック監督による圧倒的な映像センスは、今なお我々に鮮烈な感動を与えてくれる。 しかしその一方で、難解を極めるストーリー展開や哲学的な内容に「正直よく分からない」、あるいは単調な演出に「眠い…」と感じた方も多いのではないだろうか。 今回は、そんな「意味不明!」とまで評価されてしまいがちな『2001年宇宙の旅』を解説。その名作たる面白さを考察していく。 ※以下、映画『2001年宇宙の旅』のネタバレを含みます 『2001年宇宙の旅』あらすじ 400万年前の人類創世記、謎の黒石板“モノリス”に接触したことで猿人はヒトへと劇的な進化を遂げ、宇宙開発をする