雌雄モザイクとは、簡単にいっちゃうと、個体の半分がオスで半分がメスになっている状態のこと。大多数の生物は、同じ種でも個体に性別という区別が存在する。オスとメスとで細胞の遺伝的構成は異なり、多くの場合、オスの特徴とメスの特徴は一つの個体で併存することはない。その例外の一つが雌雄モザイクなのだそうだ。 昆虫やクモ類などにはわりとよく見られるが、甲殻類や鳥類などにも見られることがあるという。 1.チョウ この画像を大きなサイズで見る credit:Notafly / WIKI commons 雌雄モザイクがもっともよく見られるのはチョウ。大多数の生物は、同じ種でその大きさや色などでオスとメスの差がはっきりと区別できる性的二形性だが、雌雄モザイクはひとつの個体に雌雄が同居する例外として起こる。雌雄モザイクの個体は、仲間のオスとメスのどちらをひきつけるのだろうか。 2.蛾 上記動画の雌雄モザイクのガ