情報化時代にあってもなお、無知というものは相変わらず存在するものである。 昔、チェ・ゲバラという男がいた。 この人物の肖像は日本でも世界中のほとんどあらゆる国々で見ることができる。 Tシャツ、バッグ、マグカップ、車のステッカー… いまや商品デザインの一部となっている。 なぜこの男の顔はこれほどまでに色々な場所で目につくのか。 それはほとんどの人間がこの男の素顔を知らないからである。 あるいは、左翼メディア、左翼思想家、左翼文芸家の描写を鵜呑みにして洗脳されているのである。 チェ・ゲバラは共産主義者であり、冷血な殺人鬼であり、凶悪なテロリストであった。 共産主義者、カストロの右腕としてゲリラを指揮してキューバの共産革命をもたらした。 その後はラ・カバーニャという収容所の長となり、156〜550名もの政治犯の処刑を指示した。 処刑を指示するだけでは足らず、この男はそれを自ら見物していた。 政治