世間的には常務委員のお披露目も終わって、中国の人事に関する興味は一気に落ち込んでいるだろうが、第19期中央指導部の顔ぶれをどうやって決めたかについて、新華社が教えてくれていた。第17期、第18期と読み比べるとなかなか面白い。 ここでいう中央指導機構とは政治局委員のことと考えて差し支えない。 第17期中央指導機構の予備選挙は第16期中央委員、候補委員の約400名が一堂に集められて推薦を行っている。第18期の中央指導機構についても同様だった。 ところが、第19期の中央指導機構の選出は方法を変えた。習近平は現役の党と国家の指導者、中央軍事委委員、党内の古参同志と面談を行った。今年の4月から6月まで、実に3ヶ月をかけて話し合いを行っている。 また中央の関連指導同志が正省部級(閣僚級)、解放軍正戦区職党員の主要同志、第18期中央委員合わせて258人、また中央軍委の指導部が正戦区職同志32人の意見を聞