全般軟調相場が続いている東京株式市場の中で、ここにきて逆行高の兆しをみせているのがゲームソフト大手のカプコンだ。7月30日に発表予定の2009年3月期の第1四半期(2008年4〜6月)決算も好結果が予想されている。今後の業績推移と株価動向を探った。 世界的に広がるインフレ懸念、金融機関の信用不安など景気全般に減速への警戒感が高まる中にあっても、高い成長が期待されているのがゲーム業界だ。サブプライム(信用度の低い顧客向け)ローン問題で個人消費に陰りがではじめている米国にあっても、このゲーム関連の売上に限っては、家庭用ゲーム機器、同ソフトともに前年同期で30%程度の高い成長が続いているという。 こうした中で、米国で毎年開催されるゲーム関連の見本市E3(Electronic Entertainment Expo)が7月15〜17日、ロサンゼルスで開催された。これを目前に控えた7月14日(米国時間