「ネットは新聞を殺すのかblog」の湯川さんと「ガ島通信」の藤代さんが、昨年末に新潟で起こった停電の際に新潟日報が開設した「停電サイト」を取り上げています。お二人とも「読者からの情報をそのまま流す」という新潟日報の決断に高評価を与えていますが、わたしはこの出来事を違う視点から見ました。それは「地方新聞社のブランド力=コンテンツを引き寄せる力」であるということを確認させてくれたということです。 新潟日報の特設サイトによると、停電が発生したのが12月22日午前8時すぎ。同サイトにUPされている読者からの情報メール第一報は午前10時42分、停電後約2時間30分でサイトが開設されたor情報提供呼びかけが始まったと考えられます。そして聞いた話によると、午後8時までに1000件以上の情報提供があったそうです。つまり約10時間で1000件の情報が寄せられたのです。 なぜ短時間に1000件もの情報が集まっ