勝敗のカギを握る激戦州を次々と制し、返り咲きを果たしたトランプ氏。 事前の世論調査では大接戦が伝えられていた選挙は、なぜトランプ氏の“圧勝”となったのか。そして、“もしトラ”が現実になった世界は今後、どうなるのか。 アメリカの政治と安全保障に詳しい明海大学の小谷哲男教授の解説です。 (キャッチ!きょうの世界キャスター 望月麻美) 今回の大統領選挙の得票総数を見た場合、トランプ氏は今のところハリス氏よりも500万票、多く取っています。 また、2020年の結果と比べると、バイデン氏がとった数よりもハリス氏が取った数が1400万票減っています。 これは、トランプ氏が強かったというよりはハリス氏が弱かったということを表してるのだと思います。 アメリカの人口動態を考えると、今後、白人がマイノリティーになる一方で、ヒスパニック系の人口が増えていきます。 そうなった時に、より多様性を重視する民主党のほう
過激派「革労協主流派」の69歳の活動家が、保険証を不正に利用し、医療費の支払いを免れたとして詐欺の疑いで逮捕されました。 少なくとも20年以上、所在がわかっていなかったということで、警察は潜伏期間中の組織との関わりなどについて調べることにしています。 逮捕されたのは、「革労協主流派」の活動家、後藤あざみ容疑者(69)です。 警察によりますと2023年、東京の医療機関を受診した際、居住実態がない久留米市で発行された健康保険証を使い、およそ9000円の支払いを免れたとして詐欺の疑いが持たれています。 警察は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。 「革労協主流派」は、平成20年に成田空港に向けて飛行弾を発射するなど、ゲリラ事件を起こしていて、警察などによりますと、後藤容疑者については動向を追っていたものの、少なくとも20年以上にわたり所在がつかめていなかったということです。 警察は
SNS上で「頂き女子“りりちゃん”」を自称していた被告から、詐欺の被害金と知りながら金を受け取ったとして、組織犯罪処罰法違反などの罪に問われた元ホストに対し、名古屋地方裁判所は、執行猶予の付いた懲役3年の有罪判決を言い渡しました。 東京 歌舞伎町にあったホストクラブの元店員、田中裕志被告(27)は、SNS上で「頂き女子“りりちゃん”」を自称していた渡邊真衣被告(26)から、詐欺の被害金が含まれていると知りながら、ホストクラブの飲食代として合わせて3800万円余りを受け取ったなどとして、組織犯罪処罰法違反などの罪に問われました。 7日の判決で、名古屋地方裁判所の森島聡裁判長は「田中被告は、指名を受けていた渡邊被告から詐欺のマニュアルを受け取り、SNS上で渡邊被告の行為が非難されていることを知りながら、自身のホストクラブでの立場を向上させるため犯罪収益の受け取りを繰り返していて、動機は身勝手だ
18年前、兵庫県たつの市で小学生の女の子が刃物で刺されて大けがをした事件で、警察は別の小学生を殺害したとして服役していた45歳の容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕しました。逮捕後の調べに対し、「女の子を刃物で刺したことは間違いない」とする一方、「殺すつもりはなかった」と供述しているということです。 逮捕されたのは、刑務所に服役していた無職の勝田州彦容疑者(45)です。 7日午前11時半すぎ、神戸刑務所から兵庫県のたつの警察署に移送されました。 警察によりますと、18年前の2006年9月、兵庫県たつの市で学習塾から帰宅途中の小学4年だった女の子の胸や腹部を刃物で刺して大けがをさせたとして、殺人未遂の疑いがもたれています。 容疑者は2004年9月に岡山県津山市で小学3年の女の子を刃物で刺して殺害し、去年、無期懲役が確定して刑務所に服役していました。 たつの市の事件は、これまで容疑者の特定につながる有
5日、愛媛県宇和島市の河口付近でジンベエザメが泳いでいるのが見つかり、6日になって川底で死んでいるのが確認されました。専門家が調べたところ、見つかったのは大阪の水族館で飼育されていたジンベエザメで、生態の調査のため先月高知県の沖合で放流されたばかりでした。 5日、愛媛県宇和島市を流れる岩松川の河口付近で、体長6メートルほどのジンベエザメが泳いでいるのが見つかり、市がドローンなどを使って捜していましたが、6日午後、川底で死んでいるのが確認されました。 大阪の水族館「海遊館」が飼育員などを現地に派遣して調べたところ、このジンベエザメは「海遊館」で飼育されていた「海くん」と確認されたということです。 「海くん」は、5年前に高知県の室戸沖で定置網にかかり、その後、水族館で飼育されていましたが、生態の調査のため先月、高知県の沖合で放流されたばかりでした。 今後、高知県土佐清水市にある海遊館の研究施設
アメリカでは、大統領選挙にあわせて連邦議会の選挙も行われ、ABCテレビは共和党が上院で多数派を奪還することが確実になったと伝えました。 連邦議会の上下両院の選挙は、大統領選挙にあわせて5日に投票が行われ、このうち上院では定数100議席のうちおよそ3分の1にあたる34議席が、下院では435議席すべてが改選されます。 ABCテレビによりますと、上院では共和党が多数派を奪還することが確実となりました。 バイデン政権下では、2年前に行われた中間選挙で、共和党が下院の多数派を奪還し、大統領の政党と議会の多数派の政党が異なるいわゆる「ねじれ」の状態となったことから、法案や予算案の調整に時間がかかる場面も見られました。 今回の大統領選挙と連邦議会の選挙を受けて「ねじれ」の状態が解消されるのかが焦点です。
NHKがまとめたところ、年代別では10代が4人、20代が27人、30代が8人、40代が1人で、捜査関係者によりますと、「借金があった」とか「生活が困窮していた」など、金銭的な理由から闇バイトに応募したと供述する人物も多いということです。 逮捕された容疑者のほとんどは「実行役」や「見張り役」ですが実行役を集める「リクルーター役」、奪った現金を回収する「回収役」、それに「凶器の準備役」なども含まれています。 一方で、「指示役」の逮捕には至っていません。 警視庁と埼玉、千葉、神奈川の警察の合同捜査本部は指示役や首謀者の特定に向けてグループの実態解明をさらに進めています。 首都圏で相次いでいる一連の強盗事件のうち、11月、東京・葛飾区の住宅で起きた強盗傷害事件に「実行役」として関わったとして警視庁は都内に住む23歳の容疑者を新たに逮捕しました。 逮捕されたのは、東京・新宿区の無職、本橋日尚太容疑者
イスラエルがガザ地区で住民の支援に当たるUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関との協力関係の解消を発表し、人道状況のさらなる悪化が懸念される中、後ろ盾となっているアメリカは、ガザ地区への支援を大幅に増やすようイスラエルに求めました。 イスラエル軍はガザ地区北部ジャバリアでの作戦を続け、5日、イスラム組織ハマスの戦闘員を数十人殺害したと発表しました。 一方、パレスチナのメディアは5日、北部ガザ市への空爆で、住民4人が死亡したと伝えています。 イスラエルは4日、ガザ地区などで住民の支援に当たるUNRWAとの関係を定めた協定の破棄を国連に通知し、協力関係を解消すると発表しています。 UNRWAはガザ地区で食料の配布や医療支援などを続けていますが、活動にはイスラエル側との調整が欠かせないため、人道状況のさらなる悪化が懸念されます。 こうした中、アメリカ国務省はブリンケン国務長官が4日、イスラエ
「ぐわし!!」 インタビューは、このことばから始まった。 「漂流教室」や「わたしは真悟」など、ホラーやSFを中心に数多くの名作を生み出してきた、漫画家の楳図かずおさん。 1995年以降、漫画の創作からは遠ざかっていたが、ことし1月、27年ぶりとなる新作を発表。それも漫画ではなく、101点の連作絵画という初めての試みだった。 85歳にして新しい表現の形に挑んだ楳図さんに、その思いを聞いた。 「へび少女」や「おろち」などのヒット作を手がけ、ホラー漫画の第一人者として活躍を続けてきた、楳図かずおさん。 手がけるテーマは、ホラーにとどまらず、「まことちゃん」に代表されるギャグ漫画、そして「漂流教室」や「14歳」といったSFなど、ストーリーテラーとしての類いまれな才能で数々のヒット作を生み出した。 しかし1995年以降は新作の発表はなく、漫画の創作からは長らく遠ざかっていた。 それから四半世紀、楳図
「収容所から解放されたとき、父の体重は32キロでした」 両親がナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺「ホロコースト」を生き抜いたという、77歳のユダヤ人男性は、50年以上にわたってパレスチナの人たちのために声を上げ続けています。 その原点は建国まもないイスラエルで10歳の時に経験した、ある出来事にありました。 (ロンドン支局記者 松崎 浩子) アウシュビッツから生還した両親 イスラエル出身のユダヤ人、ハイム・ブレシートさん(77)。 イギリスでパレスチナ人との連帯を掲げるユダヤ人団体の共同代表を務めています。 ハイム・ブレシートさん ブレシートさんの両親は、ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺「ホロコースト」の生き残りでした。 600万人を超えるユダヤ人が組織的に殺害され、世界史上、例のない大虐殺とされるホロコースト。ポーランドに住んでいたブレシートさんの両親も1944年、アウシュビッツ
アメリカ大統領選挙は投票日前日の現地時間4日となりました。 政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、勝敗のカギを握る7つの激戦州では、各種世論調査の支持率の平均が日本時間の5日午前3時の時点で、トランプ氏が48.5%、ハリス氏が47.8%と大接戦となっています。 民主党のハリス副大統領は4日、激戦州のなかでも選挙人の数が最も多い東部ペンシルベニア州の3か所で集会を開く予定です。 集会に先立ち、ハリス氏は現地でみずからの支持者を前にあいさつし、「私たちはこの国を愛している。最高の私たちのために戦っている。投票に行こう、そしてともに勝利しよう。仕事にとりかかろう。あと24時間だ」と呼びかけました。 一方、トランプ前大統領は激戦州の3つの州で集会を開くことにしています。 このうち南部ノースカロライナ州の集会では、「あした、あなたの投票によりハリス副大統領をクビにしてアメリカを
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