山小屋の軒先にかかる赤ちょうちんひとつ。そこには「遠い飲み屋」の文字がありました……。 南八ヶ岳の編笠山(標高2,524m)と権現岳(同2,715m)の鞍部に建つ青年小屋は、知る人ぞ知る憧れの山小屋です。小屋の入口に提げられたちょうちんの文字からもわかるように、ここは歩いてしか行くことのできない「遠い飲み屋」なのです。 もうこんなシチュエーションだけでも呑ん兵衛には「憧れの的」ですよね。実際、ずいぶんとむかしから「行ってみたいなぁ」と思い焦がれていた場所でした。 キリリと冷えた秋の寒さも何のその。赤ちょうちんをくぐり抜け、談話室の引き戸を開ければ、そこはこたつの置かれた憩いの場。青年小屋にたどり着いた登山者たちは、この部屋で暖をとりながら夕食までの楽しいひとときを過ごします。 遠い飲み屋をめざしてきた人には、ここが憧れの場所なんです。こたつの上の棚には酒瓶がズラリ。なんと「ボトルキープ出来
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