2017/12/14 11:30 結城康平 難敵オーストラリアを抑え、アジア最終予選を1位で通過しロシアW杯への出場権を得たハリルホジッチ。にも関わらず、メディアには厳しい声があふれている。アルジェリア代表時代も厳しい批判に晒されながら、ブラジルW杯ではドイツを追い詰めた。そんな指揮官を解任したいなら、最低でも以下の事柄を踏まえてほしい。(文:結城康平) ■1.「世代交代」の難しさ遠藤保仁と長谷部誠という中盤の絶対的な組み合わせ以外の最適解を見付けられずに苦しんできた日本代表にとって、中盤の刷新は大きな課題だった。 岡田武史は2010年W杯の寸前で、中盤の底に阿部勇樹を起用することで中盤守備のバランスを整えることに成功した。ハビエル・アギーレは、長谷部を底に配置する3センターによって「負荷の分担」を進めていたが、ハリルホジッチは年齢的にベテランの域に差し掛かった遠藤保仁を代表から外し、直