横須賀市の上地克明市長は10日の記者会見で、インターネット上の仮想空間「メタバース」で観光地や商店街を再現し、市内外の人たちの交流を進めることを明らかにした。2023年度一般会計当初予算案に関連経費5000万円を盛り込んだ。 市が委託する企業が、記念艦「三笠」が保存されている三笠公園▽スカジャン発祥の商店街「ドブ板通り」▽東京湾に浮かぶ無人島の猿島の3カ所をメタバースで再現。9月から2024年1月までに順次、仮想空間を公開する。 利用者はパソコンや目元に身につける専用ゴーグルを使用。分身となるアバターが三笠を操縦したり、猿島まで海の列車で行き来したりするなど、現実の世界ではあり得ないようなさまざまな体験ができるようになるという。