筒香、下克上連発 首のヘルニア隠し…日本Sも「死ぬ気で4つ勝ちに」 苦しい8年目のシーズンだった。満身創痍(そうい)で戦い続けた。昨季は44本塁打&110打点で2冠王。しかし今季は3月のWBC出場の影響もあり、序盤から打撃に苦しんだ。そして、6月。試合後に球場を後にする廊下で、顔をしかめながら歩く筒香の姿があった。 首のヘルニアを発症。スイングするたびに激痛が体を走る。「マジでやばい」。食事のために体を傾けることすら簡単ではない。それでもグラウンドでは、何事もないような平気な顔をし続けた。試合に出続け、主砲としての責任を果たすため、最後まで隠し通した。 一時は打率2割5分台に低迷。周囲からは「スイングがいつもと違う」と言われた。横浜市内の治療院に向かう日々。シーズン成績は28本塁打、94打点。侍ジャパンの4番にすれば、物足りないかもしれない。それでも、数字だけでは測れない価値のある成績だ。
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