ネットワークサーバのHello World 第12回は少し趣向を変えて、ネットワークサーバのHello Worldです。具体的には、socketを使って所定のTCPのポートへの接続を待ち受け、そのポートへの接続が行われると、接続相手のクライアントに対してHello Worldのメッセージを返すようなプログラムを作成します。 C言語の場合 ネットワークサーバのHello WorldをC言語で記述すると、リスト1のようになります。ここでは、プログラム本体の記述がわかりやすいように、エラー処理はあえて省略しています。 リスト1 C言語の場合(socket_c_lang.c) #include <sys/types.h> ← socket()を使うために必要 #include <sys/socket.h> ← socket()を使うために必要 #include <netinet/in.h> ← I