実用段階に入ったMDA MDAが実用段階に入りつつあります。筆者も昨年の夏、MDAを調べて解説を書いたことがありますが、あれから1年が経過してかなり実用が現実味を帯びてきています。おそらく来年にいくつかの実用的なツールがリリースされるでしょう。本記事では、MDAが実用段階に入った場合の開発スタイルとMDAのしくみを3回にわたって解説します。 MDAの概要 MDAのしくみの詳細は後の回に譲るとしてここでは、MDAを理解するための簡単な解説をします。MDA=Model Driven Architectureは、その名のとおりモデルを中心として開発を進めていく方法を提唱しています。中心となるモデルは、図1に示すとおり2階層から成り立ちます。 PIM(Platform Independent Model) プラットフォームに依存しないモデルです。プラットフォームとは、CPUやOS、ミドルウェア、言