横浜FCは、リーグ再開まで1週間を切った4月17日と18日に、震災の被災地のひとつである盛岡に入りました。小学校を訪問し、グルージャ盛岡との練習試合(30分×2本)を行うなど、本当に力になれるかはわからないけれど、サッカー選手として出来ることをやろうと、盛岡に向かいました。自身も阪神・淡路大震災で被害に遭った寺田紳一選手は、以下のように語っています。 「(現地は)もっと暗い感じで笑顔も控えないといけないのかなと話していた。何を話していいのかもわからなかった。でも、カズさんが『あまり考えすぎずに、普通でいいよ。本当に心から心配しているから、大丈夫?という言葉が出るんだし、大丈夫じゃないと思われることもあるかもしれないけど、誰かが怪我した時に大丈夫?って言うのは普通のことだから、気にしなくて接すればいいよ』と言ってくれた。 到着した時には、周りは想像をはるかに超える悲惨な状況でしたけど、子
アニメやマンガだけでなく、人間の特徴を表す言葉としても浸透している「キャラクター」という概念について、東浩紀氏(批評家・作家)と斎藤環氏(精神科医・評論家)が議論する番組が2011年4月12日、ニコニコ動画で生放送された。斎藤氏の最新のキャラクター論には、東氏の著作『動物化するポストモダン』に批判的な面があり、両者の丁々発止のやりとりが期待された。しかし東氏は、東日本大震災前の自身の著書について「黒歴史みたいなもの」と自嘲気味に語り、議論に積極的ではなかった。 東氏は3月11日に発生した東日本大震災以降、自身の中で大きな変化があり「ニュー東」「東3.0」になってしまったと語った。ゆえに番組のキャラクターとは何かという問題についても、思考することの虚(むな)しさを感じるという。キャラクター的想像力を支えていたのは「平和で豊かな日常」であり、その日常が大きく変わってしまったことがその原因である
日本を代表する作家のひとり、村上春樹。特に近年は、『1Q84』で「book1」「book2」「book3」と続けて"発行部数トリプルミリオン"を達成したり、20年以上も前に刊行された『ノルウェイの森』が映画化・公開されたりするなど、常に話題にのぼっている。1979年のデビュー以来ヒット作を発表し続ける彼が、長年にわたり活躍を続ける理由はどこにあるのか? そしてなぜいつの時代にも「若者」の支持を集めるのだろうか? 今回は、『芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか 擬態するニッポンの小説』の著者で、かつて村上春樹も関わっていた文芸雑誌『早稲田文学』のプランナー、そして早稲田大学の兼任講師でもある市川真人氏にお話を伺った。 ■ 「主人公のモテキャラぶりがご都合主義っぽすぎてイヤだった」 ――まずお伺いしたいんですが、市川さん自身が初めて村上春樹の作品を読んだのはいつですか? 1989年、高校3
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