西アフリカで猛威をふるうエボラ出血熱。感染による死者は1100人を超え、今後さらに増加するとみられている。 感染すれば、致死率は90%といわれる恐ろしいこの病気は、どうしたら防ぐことができるのか。また、日本でも広まる可能性はあるのだろうか。 エボラ出血熱について今知っておくべき3つのことをまとめた。 1. そもそも”エボラ出血熱”って何? まず心得ておきたいのは、エボラ出血熱は症状のある患者や動物の体液(血液、分泌物、吐物、排泄物)と接触することにより感染が拡大する病気で、一般的に症状のない患者からは感染しないということ。また、空気感染もないとされている(ただし飛沫感染は否定できない)。 なお、今回の流行の原因は、ギニアの2歳児がウイルスに感染したコウモリと接触したためとみられている。 ■致死率は6割ほど 感染した場合の致死率は90%だと言われているが、これは一切の治療を受けない場合の数値