子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで3世代がベートーベンの交響曲第9番(第九)を歌い、年の瀬の街に笑顔が広がっていく――。12月末に京都府立けいはんなホール(京都府精華町)で開かれる「『全』市民第九コンサート」を企画したのは、末期がんを患う京田辺市のピアニスト、竿下和美さん(49)だ。夢見てきたコンサートが、半年後に実現しようとしている。(相間美菜子) 【写真】「最後までピアノを弾きたい」と話す竿下さん 1日、京田辺市の聖愛幼稚園。12月末のコンサートの練習に集まった約70人の歌声が、美しい一つの旋律となって響いた。楽譜を手にドイツ語で第九を歌う子どもやお年寄りらを、竿下さんはピアノを弾きながらまぶしそうに見つめていた。 竿下さんは、コンサートを主催するNPO法人「京田辺音楽家協会」の理事長だ。2020年にNPO法人を設立し、「もっと多くの人に、音楽の喜びを身近に感じてもらいたい」と、
![告げられた余命は「8月まで」、年末の第九合唱を夢見て「死ぬわけには」…音楽が笑顔を広げると願い(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/52f8f77be0b71733dfa6151b6527a13a0825760a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.yimg.jp%2Fimages%2Fnews-web%2Fall%2Fimages%2Fogp_default.png)