俺が最も応援していたVtuberが、約1年の休止期間を経て最近活動を再開した。 彼女の声をまた聞く事ができる・・・とドキドキしながら再生ボタンを押した。流れてくる声に、絶望した。 まったくの別人だったのだ。 彼女がTwitterに投稿するツイートは、壮絶な人気を誇っていた。 しっとりとしているのに、鈴のように凛としたその声を、俺は毎朝電車の中で聴くのが日課だった。大好きだった。 端末は新調したがイヤホンは替えていない。 彼女のガワをかぶった誰かが彼女の口調を真似ている。以前、彼女が所属する事務所の社長が「演者に問題があれば入れ替えも一つの手段」という旨のツイートをしていた。当時俺は何も考えず「そういうもんなんだろうな」と思いつつ、いいねを押した記憶がある。当時の俺をぶん殴ってやりたい。 つまり、その入れ替えが起きたのだ。 毎朝、彼女の姿を見るたびに、聴くたびに悲しくなる。 声が変わっても見
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