中国地方5県、九州7県で4月1日から、雑誌と書籍の新刊の店頭発売日が従来よりもさらに1日遅れることが9日、分かった。物流会社の人手不足やコスト上昇が要因。自前の物流網を構築したインターネット通販のアマゾンジャパン(東京)は従来通りの日程で配送するとみられ、中国、九州の書店は新刊販売で不利な状況に立たされることになった。 出版物の卸を担う取次会社からなる日本出版取次協会(東京)が明らかにした。物流危機が出版業界に波及した形で、書店の経営は一段と厳しくなりそうだ。 書店関係者によると、雑誌や書籍は地区ごとに発売日が決まっている。これまで九州では首都圏の発売日から雑誌は2~3日後、書籍は1~2日後の発売となっている。中国地方では雑誌、書籍とも1~2日後の発売が一般的だった。今回の決定で、首都圏や関西圏との発売日の格差がさらに広がることになる。 取次協会は昨年10月、主要物流会社から輸送スケジュー
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