13日午後6時10分ごろ、岐阜県神戸町の住民から「男が刃物を持って歩いており、高校生が逃げ回っている」と近くの交番に通報があった。現場に駆け付けた大垣署員が職務質問しようとしたが、男が刃物を持って向かってきたため、拳銃1発を発砲、公務執行妨害と銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した。 大垣署によると、男は神戸町の無職(40)で、刃渡り約14センチの包丁を持っていた。弾が右足に当たり、病院で治療を受けているが、意識ははっきりしている。高校生にけがはなかったという。 同署の中島秀俊副署長は「これまで分かっている状況では、拳銃発砲は容疑者逮捕のための適正な職務行為だったと思われるが、詳細は調査中」としている。 現場は住宅が点在する田園地帯。