「お台場カジノ」主役は里見セガサミー 三井不動産、鹿島、フジテレビが仕掛ける「カジノ特区」。安倍首相の有力支援者がカギ握る。 2013年12月号 DEEP 「東京オリンピック」開催決定の興奮冷めやらぬ9月16日――。産業競争力会議の国家戦略特区ワーキンググループで、「東京臨海副都心(台場エリア)における国際観光拠点の整備~エンターテイメント・リゾート戦略特区~(非公表)」なる提案のヒアリングが行われていた。オリンピック競技場に近い台場エリアにカジノを含む統合型リゾート(Integrated Resort=IR)をつくる「カジノ特区」を提案したのは、三井不動産、鹿島建設、日本財団、そしてフジテレビだった。複合商業施設「ダイバーシティ東京」や「船の科学館」といった台場の観光資源を運営する企業が、「お台場カジノ」を訴えたこの日、ホテルオークラ東京でもカジノへの道を拓く祝宴が催されていた。セガサミ