【ソウル共同】韓国首相室は16日、金滉植首相が植民地支配からの解放66年を祝う15日の「光復節」の所感を記した自筆メモを公表した。金首相は「日本とは長い歴史の中で時々、悪縁(の関係)にあった」とし、隣国を選択することができない以上、国力を養いながら賢明に日本との関係を進めていくしかないと表明した。 金首相は「(光復節には)国力が弱く、侵奪された(当時の大韓帝国の)屈辱が再び心に刻まれる」と指摘。日韓が領有権を主張し、韓国が実効支配中の竹島(韓国名・独島)問題などをめぐる最近の日本の動きのため、今年の光復節は例年より複雑で切ない気持ちにさせられた、と心情を明らかにした。 自筆メモは、インターネットの交流サイト「フェイスブック」に載せられたという。(共同)