ブックマーク / kido-ari.hatenablog.com (21)

  • なぜ「やれたかも委員会」は面白いのか - 今にも崩れそうな本棚の下で

    あのとき、もしかしたらあの女の子とやれたかもしれない。 そんな淡い思い出について、「やれた」か否かを判定する漫画「やれたかも委員会」。 cakes.mu 毎話すごく面白いんですが、なぜこの漫画が面白く、また人気があるのでしょうか? ※この記事には「やれたかも委員会」のネタバレを含みます。 1  議題・判定が絶妙 この漫画の基的な流れは、 判定を求める人が、やれたかもしれない、だけどやらなかった(やれなかった)思い出を話す ↓ やれたかも委員会の委員会、能島明とパラディソはそれぞれ「やれた」、月 満子は「やれたとは言えない」と札を上げ、委員会としては「やれた」の判定 ↓ 月満子が「やれたとは言えない」理由をコメント となっています。 議題の内容とこの流れがすごく絶妙なんですよね。 毎話につくはてブのコメントなどを見ると、必ず「やれた」派と「やれたとは言えない」派のコメントがあります。 それ

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  • マンガルーでマンガルーを紹介する - 今にも崩れそうな本棚の下で

    ブログやTwitterで比較的自由にマンガの画像を使えるサービス「マンガルー」に登録をしてみたので、さっそくこれを使って記事を書いてみたいと思います。 www.mangaloo.jp せっかくなので、マンガルーを使ってマンガルーのサービスを紹介しましょう。 一般的に、マンガのコマの画像をブログ等で無断で使うことには、著作権法上の問題があります。 他方、著作権法において「引用」が認められており、その要件を満たせばマンガの画像を貼ることは可能です。 そのことについて以前書いた記事はこちら。 kido-ari.hatenablog.com もっとも、引用の要件の判断は簡単ではありません。 そもそも、裁判例においても、確固たる基準が確立されているわけではない上、最終的には個別事例の判断にならざるを得ないからです。 一般のブロガーが、安全マージンを取らないで、引用の要件を適切に判断するのは困難でしょ

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  • ロンダニーニの黒犬を追って、地中海に思いを馳せる - 今にも崩れそうな本棚の下で

    「ロンダニーニの黒犬」とは何か? 「ロンダニーニの黒犬」には元ネタがあるのか? 昔からなんとなく気になっていたことなので、少し調べてみました。 そもそもロンダニーニの黒犬(BLEACH)とは 「ロンダニーニの黒犬」とは、BLEACHにおける鬼道の詠唱の一部です。 呪文みたいなものですね。 具体的には、「縛道の九 撃」の詠唱です。 全体の詠唱としては、 「自壊せよ  ロンダニーニの黒犬  一読し・焼き払い・自ら喉を搔き切るがいい」 となります。(下記画像参照) その効果は、原作では発動しなかったため、明らかではありませんが、アニメによれば、赤い光で対象を縛るもののようです。 原作においても、縛道の一つであること、ルキアが使用しかけた状況(一護がグランドフィッシャーに捕まっている)を考えると、同じような効果だと推測されます。 (BLEACH(久保帯人)3巻(集英社)より引用) ロンダニーニって

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  • 漫画ランキング記事の是非 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    はじめに オススメ漫画ランキング100!みたいな記事はよく見ます。 一つの作品を紹介する記事よりも人気が出ることも多い一方、こういうタイプの記事に対する批判も目につきます。 漫画系ブログを書いている者としては、こうした賛否両論は気になるものです。 そこで、漫画ランキング記事に対する雑感を書いてみたいと思います。 よくみる批判について ランキング記事に対して、よく見かける批判・疑問としては、だいたい以下の通りでしょうか。 ・長すぎて読む気がしない ・下の順位から書くな(1位から書け) ・アフィリエイト目的だろ ・当に全部読んでいるのか? ・個々の漫画についての内容が浅い ・あの漫画が入ってない(又は順位が低い)からこのランキングはダメ ・SPAMか ・順位付けに理由がみえない なるほど、と納得して賛同できるものから、「嫌なら読まなければ良いのでは?」、「代わりに自分でオススメ記事なりランキ

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  • ワールドトリガー名場面・名言まとめ【ボーダー入隊編】 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    ワールドトリガーの名シーン・名言集。 黒トリガー争奪戦編の次は、ボーダー入隊編です。 過去の記事はこちら。 kido-ari.hatenablog.com kido-ari.hatenablog.com れ……0.6秒……!!? ボーダーに入隊した遊真と千佳。 2人はまずはB級隊員への昇格を目指します。 そのために必要になるのが、合同訓練とランク戦。 その合同訓練としての対近界民戦闘訓練でのシーン。 遊真が、大型近界民を一閃で倒してしまいました。 「初めてでは1分切れれば良いほう」とのこと。 黒江が11秒、木虎が9秒、緑川が4秒ということなので、この記録は相当にすごそうです。 もう一回やり直すとさらに0.4秒に縮みます。 この後、風間が遊真を褒めると、菊地原が「誰だって慣れればあれくらい」というところも良いですね。(嫉妬でしょうか?) !! か……か か か 烏丸先輩(木虎藍) 烏丸が来て

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  • 全ての「ライダーベルトを買ってもらえなかった女の子」たちへ(「トクサツガガガ」の話) - 今にも崩れそうな本棚の下で

    先日、放送された「フルタチさん」の内容が話題になっています。 問題となっているのは、子どもの屁理屈・名言・言い訳を紹介するコーナー。 どうやら、母親が、「ライダーベルトは男の子用だから買えない」と言うのに対し、「じゃあ男の子になる」と言ってまで仮面ライダーのベルトを欲しがった女の子について、「子どもの屁理屈」として紹介したようです。 番組内容の是非については、番組を通して見たわけではないので何も書きません。 ただ、この話を見かけて連想したのが、「トクサツガガガ」のエピソードでした。 トクサツガガガは、かつての「ライダーベルトを買ってもらえなかった女の子」・「魔法少女のステッキを買ってもらえなかった男の子」にぜひ読んでもらいたい漫画なので、この機会に紹介したいと思います。 (上記の番組についてのtoggeterのコメント欄でも同様の文脈で紹介されています。) 以下、若干のネタバレを含みながら

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  • 斬魄刀が男性のアレのメタファーである10の理由 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    タイトル通りの話です。 8割方は真面目な話なのですが、内容が内容なので、そういう話が苦手な方は代わりにこちらの記事でもご覧ください BLEACH用語だらけの桃太郎 1  昔から刀はアレのメタファーにされてきた フロイトによれば、「長くて尖ったもの」、「体の中に侵入して傷つけるもの」は、陰茎の象徴だそう。 刀もまた、これらの特徴を備えた陰茎の象徴とされているようです。 フロイトにかかると何でも「男根のメタファー」になってしまうので、あまり参考にはならないかもしれませんが、古来より、刀がアレのメタファーとして用いられてきたことは間違いないでしょう。 BL小説の名セリフ「そう…。そのまま飲み込んで。僕のエクスカリバー…」はその一例ですね。 また、vaginaという言葉自体、剣の鞘などの鞘状の構造を意味する言葉に由来するようなので、刀剣が、この「剣の鞘」に納めるもののメタファーに使われるのも頷けま

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  • おすすめ能力バトル漫画ランキング50 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    いつの頃からか,巷には能力バトル漫画が大量にあふれるようになってきました。 そこで,数ある能力バトル漫画・現代異能バトル漫画の中から,私なりのオススメのランキングを作りました。 (若干のネタバレを含みますが、主観的にストーリーの核心に触れるようなネタバレは避けたつもりです。) 参考までに,能力バトルに関する私の好みとしては, ・基的には頭脳戦が好き。一方で、血統や覚醒、根性、ご都合主義による勝利であっても,流れが自然だったり,展開が熱ければ嫌いではない。技名だけいって「どん!」で謎の決着がついたとしても、カッコ良かったりすれば良い。 ・自分の能力をペラペラ喋るタイプよりは,お互い探り合いから始める漫画の方が好き。ただし,前者も様式美として嫌いではない。 というところです。 一応ランキングを作る際のルールは,以下のとおり。 ・最近の作品には若干評価を甘くする (既存のランキングと同じになっ

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  • 週刊少年ジャンプにおけるラッパー・ヒップホップ的なキャラに関する覚書 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    語尾にYo!とかついたり、韻を踏んで喋ったりするキャラなど。 (そもそもこのジャンルをよく分かってないので、これが、ラッパー・ヒップホップ的なのかも自信はないですが…) ハマー(浜渡浩満)(ピューと吹く!ジャガー)(2000) 虎徹大河(Mr.FULLSWING)(2001) キラービー(NARUTO)(2008) 二枚屋王悦(BLEACH)(2012) コウスケ(「ラップをする評論家の方」がモデル)(BORUTO NARUTO THE MOVIE)(2015) ※末尾の数字はそのキャラの初出の年号です。 (不正確な部分があるかもしれません) ジャンプ以外かつラップ・ヒップホップに関する漫画だと「チリンヶ丘三丁目」、「ヒップホップ家系図」、「ブレイクタイム」、「サウエとラップ〜自由形〜」などがある様子。 キャラももっといる気がするけど、ぱっと思い出せるのは意外と多くありませんでした。 語尾

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  • ブログ開設1ヶ月目・2ヶ月目を振り返る(記事への反応・アクセス数など) - 今にも崩れそうな本棚の下で

    このブログを開設してから2ヶ月が経ちました。 そこで、ブログ開設からこれまでを振り返ってみたいと思います。 以下は、あくまで個人的なメモに近い内容です。 興味のない方には何の役にも立たないかもしれません。 それでも私自身、他の方のブログの運営報告を読むのは好きなので、一応公開してみたいと思います。 なお、アフィリエイト等は行っていませんので、収益は一切ありません。 恐る恐るのブログ開設1ヶ月目 ネタに走ったブログ開設2ヶ月目 おそらく失速するブログ開設3ヶ月目 恐る恐るのブログ開設1ヶ月目 ブログ開設から1ヶ月で書いた記事の数は15。だいたい2日に1記事のペースです。 記事の内訳としては、 漫画1作品を紹介する記事が6つ、 特定のテーマの漫画を紹介する記事が4つ、 漫画に関する雑感が2つ、 漫画に関する疑問の記事が2つ、 ネタ系記事が1つ、 です。 この頃は、今と比べて漫画1作品を紹介する

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  • 「半沢直樹」に「涼宮ハルヒ」なぜ漫画・ドラマ・ラノベのタイトルには人名が入りやすいのか - 今にも崩れそうな本棚の下

    1  はじめに 2  タイトルに人名が入っている主な文学・小説漫画・アニメ・ドラマなど 3  必ずしも人名タイトルは最近だけのものではない 4  実在する人の名前と実在しない人の名前 5  人名に意味がある場合 6  人名が(ほぼ)置き換え可能なもの 7  ヒット作品の模倣? 8  ドラマについては漫画やアニメがルーツ? 9  既存タイトルと被らない 10  シリーズ化の利便性 11  リズム感・語呂の作りやすさ 12  終わりに 1  はじめに 「半沢直樹」、「日暮旅人」、「掟上今日子」、「トネガワ」に「大門未知子」…。 なんとなく、最近の漫画・ドラマ・ライトノベルには、タイトルに人名が入るものが多いような気がします。 そこで、少し、人名の入ったタイトルについて考えてみました。 なお、「(人名)は××ない」式のタイトルについては、以下の記事を参照ください。 kido-ari.haten

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  • この能力バトル・現代異能バトル漫画がすごい!2017 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    最近のオススメ能力バトル・異能バトル漫画を紹介します。 何が、能力バトル・異能バトルか、という定義は難しいところですが、なんとなくで判断しています。 あまりにメジャー過ぎるものは除いており、順位はわりと適当です。 なお、主人公の能力や序盤のストーリーなど若干のネタバレを含みますので、ご注意ください。 (主観ですが、核心に触れるネタバレは避けたつもりです。) 1位  ハイラのSP -龍伐庁調査執行部第3課-(榊原瑞紀) 2位  出会って5秒でバトル(はらわたさいぞう、みやこかしわ) 3位  キリングバイツ(村田真哉、隅田カズアサ) 4位  リィンカーネーションの花弁(小西幹久) 5位  サツリクルート(吉宗、MITA) 6位  超人戦線(青山広美、山根和俊) 7位   多数欠(宮川大河) 8位  平穏世代の韋駄天達(天原) 1位  ハイラのSP -龍伐庁調査執行部第3課-(榊原瑞紀) sei

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  • ジョジョの奇妙なおとぎばなし・第4部「大きなカブは引き抜けない」 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    第3部編はこちら kido-ari.hatenablog.com 桃太郎 キジ村億泰「ゥンまああーいっ」(きびだんごをべながら) 桃太郎その2 ピンクピーチの少年 かぐや姫 おじいさん「かぐや姫も月までブッとぶこの衝撃…」 マッチ売りの少女 少女「マッチはいかが?マッチはいかがですか?」 通行人「お金を差し出せば……ほんとに…『マッチ』…を…売ってくれるのか?」 少女「ああ〜〜〜 約束するよっ 『お金』と引き換えのギブ アンド テイクだ 買えよ 早く買え!」 通行人「だが断る」 鶴の恩返し 鶴「人は『覗け!』と言うと用心して覗かない 『 覗くな』と言うとムキになって『覗いてくる』」 フランダースの犬 ネロ「わたしは…子供のころ…ルーベンスの「キリスト昇架」「キリスト降架」ってありますよね…あの絵…教会で見た時ですね…(中略)なんていうか…その…最終回なんですが…フフ…凍死…しちゃいまして

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  • ネタバレはどこまで許されるのか? - 今にも崩れそうな本棚の下で

    某ブログにおいて、某小説について「叙述トリックがある」という紹介がされました。 このことについて、色々な意見が集まっています。 (いつも楽しく読ませていただいているブログでもあり、当該ブログについて批判等をする意図はないのでブログは伏せます。) 私も、これは嫌がる人がいるかもなー、と思って初期に少しコメントしたのですが、その後、やはり批判的な意見がそれなりに集まったようです。 漫画を紹介するとき、いつもこの種の問題には悩んでいるので、これを機会に私のスタンスを書きたいと思います。 1  基的にはマナーの問題である ネタバレの方法・程度によっては、著作権法上の「翻案」に当たったり、不法行為が成立したりする余地もあるでしょう。 (ヤフー知恵袋では、器物損壊になるというのがベストアンサーがありましたが、さすがに無理がありそうです。) ただ、通常の漫画小説紹介ブログでされている程度のネタバレが

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  • 読み返す度に発見がある。「ワールドトリガー」の魅力 その1 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    ワールドトリガー(葦原大介)は、大好きな漫画の一つです。 今回は、この漫画の魅力を語りたいと思います。 この記事は、この漫画を読んだことのない人や一度読んだけどピンと来なかったという人に、ぜひ読んでもらいたいと思いますす。 以下、若干のネタバレを含みますので、ご注意ください。 1  あらすじ 28万人が住む三門市に、ある日突然異世界への「門(ゲート)」が開いた。門からは「近界民(ネイバー)」と呼ばれる怪物が現れ、地球上の兵器が効かない怪物達に誰もが恐怖したが、謎の一団が近界民を撃退した。彼ら、界境防衛機関「ボーダー」は、近界民に対する防衛体制を整え、依然として門から近界民が出現するにも関わらず、三門市の人々は今日も普通に生活していた。 門が初めて開いてから4年半後、三門市にやってきた空閑遊真が、三雲修に出会う所から物語は始まる。 (ワールドトリガー - Wikipedia より引用) 序盤

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  • ブログ開設1ヶ月のアクセス数は約2万3000!そして収益は…? - 今にも崩れそうな本棚の下で

    このブログを開設したのは、今年の11月17日。 そのため、昨日でちょうどブログ開設1ヶ月でした。 色んなブログでアクセス数や収益の報告を見かけるので、真似して報告したいと思います。 まずは、アクセス数。 今日の分を除いたアクセス数は、上の画像のとおり、23133。 だいたい2万3000くらいですね。 単純計算すると、1日あたり700アクセスぐらいありそうです。 しかし、画像のとおり、アクセス数にはかなり偏りがあり、更新も何もしていない日は100を切ることも少なくありません。 アクセスが多い日2日分(11/27、12/10)だけで合計1万1000のアクセスとなり、1か月分のアクセスの半分弱を占めるという偏りようです。 11/27については、以下の①や②の記事、12/10については、③の記事について、たくさんブクマをいただいたり、一部をスマートニュースに掲載していただいたりした結果だったと思い

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  • 特撮オタク漫画「トクサツガガガ」が面白すぎる5つの理由 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    「トクサツガガガ」(丹羽庭)は、現在連載中の漫画の中で、トップレベルで好きな漫画です。 今回は、トクサツガガガのどこが面白いか、魅力的か、というところを書いていきたいと思います。 なお、致命的なネタバレはしないようにしていますが、若干のネタバレを含みますので、ご注意ください。 公式サイトはこちら。第1話が試し読みできます。 spi-net.jp 1  特撮オタクの日常や特撮の技術が面白い トクサツガガガの主人公、仲村叶(かの)は、特撮オタク(特オタ)の26歳独身女性(下の画像参照)。 「特撮(特殊撮影技術)」について、作中では、「ヒーロー、怪人、怪獣、ロボットなどが活躍するアレ」などと説明されていますが(第1巻)、主人公の仲村は、特に戦隊モノなどが好きなようです。 トクサツガガガは、この「特オタ」の日常を描いたコメディですが、この日常描写がなかなか興味深い。 正直言って、私は、特撮にはそこ

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  • 後味が悪い/モヤモヤする/憂鬱になる漫画のおすすめ15作品+α - 今にも崩れそうな本棚の下で

    大団円のハッピーエンドも良いですが、時々後味の悪い漫画も読みたくなります。 そんなときにオススメの漫画をあげてみました。 「後味が悪い」という選び方の性質上、漫画の紹介の際にネタバレを含みますので、ご注意ください。 また、一部に過激な暴行の描写・性的描写等がありますので、苦手な人は読むのを避けた方が良いと思います。 1  闇金ウシジマくん/真鍋昌平 2  金魚王国の崩壊/模造クリスタル 3  ブラッドハーレーの馬車/沙村広明 4  特攻天女/みさき速 5  空が灰色だから/阿部共実 6  四丁目の夕日/山野一 7  ミスミソウ/押切蓮介 9  少女椿/丸尾末広 10  人間仮免中/卯月妙子 11  失踪日記/吾ひでお 12  ぼくらの/鬼頭莫宏 13  東京闇虫/田優貴 14  ギャングース/鈴木大介・肥谷圭介 15  東京タラレバ娘/東村アキコ 16  打ち切り・夢オチタイプ 1  

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  • マンガで気になるルビの使い方 - 今にも崩れそうな本棚の下で

    マンガを読んでいて気になった、ルビの使い方の話をしたいと思います。 マンガのセリフで、「気」と書いてあって「マジ」と書いてあった場合、キャラクターが音として発声しているのはどちらの言葉でしょうか? 通常は、キャラクターが音として発声しているのは「マジ」であり、「気」はその意味を読者に説明するために書いてあるのだと思います。 (ルビの対象となる元の文字を親文字と言うようですが、あまり聞き慣れない言葉なので、以下「文」と記載します。) ところが、例えば、「闇金ウシジマくん」ではこれが逆になることがあります。 「10日5割」と書いて「トゴ」のルビ、「身柄」と書いて「ガラ」のルビを振っている場合。 これは通常の使用法どおり、各キャラクターは、音としてはルビの音(例えば、トゴ)を発しており、文は、その意味内容を表しているケースだと思われます。 他方、「アシバー」と書いて「遊び人」のルビ、「ギ

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  • その画像、ブログに載せて大丈夫?—漫画などの無断転載・引用について - 今にも崩れそうな本棚の下で

    1、はじめに 2、適法な引用についての結論 3、引用に関する著作権法の定め 4、裁判例や学説 (1)パロディー事件(モンタージュ写真事件。最高裁昭和55年3月22日〔民集34巻3号244頁〕) (2)総合考慮説 (3)現状 5、引用に際して気をつけるべきこと 6、現実的には… 7、その他の権利関係について 8、参考文献等 9、注意事項 1、はじめに 先日、ブログ記事の画像について問題提起をした以下のブログ(id:jiohnさん)を読ませていただきました。 (追記:当該ブログは残念ながら削除されました) ブログ記事の漫画画像やグラビア写真、それ著作権フリーですか? - JIOHNの日記 画像とはまた少し話が違いますが、WELQなどのキュレーションメディアでの盗用も話題です。 上記の記事については、簡単にブクマでコメントさせていただいたのですが、これを機会に、マンガ等の画像の転載・引用について

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