米アップルはスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」で公共交通機関の運賃支払いができる日本向け新機能を計画している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。将来のアイフォーンには、ソニーが開発し日本で普及している非接触ICカード技術様式「FeliCa(フェリカ)」が採用されるという。 フェリカ・チップの搭載により、アイフォーンにバスや電車の乗車券を保存でき、ユーザーはICカードを使わなくてもスマホを自動改札機の読み取り部分にかざすことで乗下車できる。フェリカ・チップはこのサービスの基盤となる標準技術で、日本国内には運賃決済カードを提供する事業者が多数ある。 アップルのモバイル決済サービス「アップル・ペイ」に採用される近距離通信(NFC)技術は、北米や欧州、オーストラリアでは普及している。しかし、日本ではフェリカが圧倒的。関係者1人によると、アップルは複数の交通系ICカード事業者との提