日航の資金繰り対策問題で、菅直人副総理は3日、日本政策投資銀行の日本航空に対する融資枠を、これまでの「最大1千億円」から「最大2千億円」に拡大することを決めた、と発表した。日航が支援を依頼している企業再生支援機構が支援決定するまで、日航が十分な融資を受けられるようにする。 首相官邸で菅氏、前原誠司国土交通相、峰崎直樹財務副大臣らが会談。先月31日に菅氏らと政投銀が合意した融資枠の拡大について改めて協議し、具体的な金額を決めた。また菅氏らは企業再生支援機構に対し、早期の支援決定を期待する、との声明を出した。