岐阜県域の民間FM局「岐阜エフエム放送」(同県大垣市)は19日、ラジオ放送事業を「エフエム愛知」(名古屋市)などが出資した新会社に譲渡すると発表した。県域放送は継続されるが、岐阜エフエム放送は3月31日付で解散する。 民間FM局の事業譲渡は福岡県や兵庫県の事例に次いで全国で3例目となる。 新会社は、事業譲渡に向けて2013年8月に設立された「エフエム岐阜」(岐阜県大垣市、黒坂修社長)。総務省に放送免許の承継を既に申請しており、近く許可される見通し。岐阜エフエム放送の既存設備を引き継ぎ、従業員も受け入れる方針だ。 岐阜エフエム放送は2000年12月に設立、01年4月に開局。13年3月期で3億円を超える債務超過に陥っていた。