30日に行なわれた第2回将棋電王戦第2局・佐藤慎一四段vs.ponanzaの対局は、141手まででponanzaが勝利した。現役プロ棋士がコンピューターに負けたのは今回が初めて。これで対戦成績を1勝1敗の五分にした。 開始早々は、コンピューターのponanzaが長考を重ねて指し手が遅く、午前中まではこれって2日制?かのような展開に。序盤こそボンクラーズ評価値としては、ponanza側が優勢の判断だったのだが、昼食後から序々に佐藤四段に傾き、中盤から終盤の途中まで優勢を保っていた。しかし、持ち時間が少なくなったためか、一気に形勢がponanzaへ傾き、寄り切られてしまった。 戦いとしては、非常におもしろく人間側からするとドキドキする熱いバトルを繰り広げていたのだが、ponanzaのほうが読みの強さで上回ったということだろう。ponanzaの開発者・山本一成氏の秘策話や山崎バニラさんによる観戦