23日、モスクワ郊外シェレメチェボ空港で、スノーデン容疑者と面談したとみられるエクアドル大使館関係者。記者団の質問には答えず、足早に立ち去った=原誠司撮影 【モスクワ=原誠司】米情報機関が個人の通信情報を収集していたことを暴露し、米検察当局に訴追された元米中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン容疑者(30)について、南米エクアドルのパティニョ外相は二十三日、同国に亡命を申請したと、ツイッターで公表した。 スノーデン容疑者は日本時間二十四日夜、ロシアのアエロフロート機でキューバにたち、その後、エクアドルに向かう見通し。インタファクス通信によると、米政府は二十三日、同容疑者のパスポートを無効にしたが、ロシア治安筋は同通信に「エクアドルへの亡命申請によって得られる書類があるため、今後の渡航に影響はない」と述べた。