年末恒例となった漫才コンテスト『M-1グランプリ』(以下、M-1)。8月30日から始まった1回戦を皮切りに、2回戦、3回戦、準決勝を経て、2008年12月21日に決勝戦が行われ、NON STYLEが優勝した。00年結成のNON STYLEは、初の決勝進出となったが、過去に4度準決勝に勝ち進んでいた実力派コンビ。「第35回上方お笑い大賞最優秀新人賞」(06年)をはじめ、これまでに数々の賞レースで優勝してきた実績もあり、いつM-1決勝戦の舞台に出てきてもおかしくない存在だった。 決勝戦は、ファーストラウンドと最終決戦という2つのステップで行われる。ファーストラウンドでは、ストレートに決勝進出した8組に敗者復活1組を加えた計9組が順番にネタを披露。審査員の得点が高い順に3位までが最終決戦に残るというシステムだ。最終決戦では、すべてのコンビがネタを披露後、審査員が1番面白いと思ったコンビに投票して