米国土安全保障省は28日、ハッカー攻撃にさらされる危険があるとして、米マイクロソフト社の閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー」を使わないよう警告、代替ソフトの使用を呼び掛けた。ロイター通信が伝えた。 米当局によると、バージョンが「6」から「11」までのインターネット・エクスプローラーが攻撃を受けた場合、大きな危険につながる恐れがあるという。(共同)【ビジネスの裏側】サポート切れ「XP」狙い撃ちのサイバー犯罪者も、危険すぎる「窓割れた家」…自己責任では済まぬ、取引先に「ウイルス」送ってしまう恐れも
みんなの党の渡辺喜美代表は27日、国会内で記者団に対し、化粧品販売会社ディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明会長から計8億円借り入れた事実を認めた。その上で「純粋に個人として借りた。違法性の認識はない」と述べ、選挙費用や政治資金に充てていないとし、代表辞任も否定した。ただ、詳細な説明はなく、口座の通帳を党倫理委員会に提出し、調査を委ねる考えを示した。 渡辺氏は、吉田氏から平成22年の参院選前に3億円、24年の衆院選前に5億円をそれぞれ借りたとし、「お騒がせしたことは深くおわびする」と陳謝した。債務残高は約5億5千万円だが、借入金は「手元には残っていない」と明言した。「必ず返済する」とも述べた。 渡辺氏は、みんなの党結成前に吉田氏と知り合った。渡辺氏は、使途をめぐり政治資金規正法や公選法に抵触する可能性が指摘されている点については「会議や交際費、旅費など政治資金を使うのにふさわしくない支出もあ
滋賀県長浜市の鉄工芸作家の男性(42)が地元に残る往時の槍(やり)を基にレプリカを製作し、市内のイベントで展示しようとしたところ、滋賀県警長浜署から「銃刀法に抵触する恐れがある」とストップがかかり、作品は没収。男性は同法違反容疑で書類送検された(起訴は猶予)。戦国時代から鍛冶場として栄えた地域で、男性は貴重な槍を複製で再現し、まちおこしにつなげたいと張り切っていたが、思わぬ“横やり”が入り、無念さを隠せない。秀吉と縁の深い長浜で起きた現代の“刀狩り騒動”の顛末(てんまつ)は…。(桑波田仰太)思わぬ“横やり” 男性が製作したのは、長浜市で戦国時代に多く生産された「草野槍」のレプリカ。「市内に唯一残る草野槍」といわれる槍を地元の神社が所蔵しており、それを参考に「型」を作った。その型でとった高温に熱した鉄の塊を、金づちで何度もたたいて形を整え、表面をやすりで磨いて仕上げた。 こうして実物大に再現
福岡県警は3日、マンションに侵入し、競合社であるKDDIの通信機器の電源プラグを抜いてインターネットを使えなくしたとして、有線電気通信法違反などの疑いで、NTT西日本の光回線「フレッツ光」販売代理店に勤める営業員、樋渡丈二容疑者(28)=福岡市博多区築港本町=を逮捕した。 県警によると、福岡を中心に熊本、大分両県の約20カ所で同じような被害が確認され、一部のマンションには樋渡容疑者が営業に回っていた。県警は顧客獲得を有利にするために妨害した可能性もあるとみて調べている。 逮捕容疑は8月22日午後5時半ごろ、福岡市のマンションに侵入し、KDDIの光回線の通信機器の電源プラグを抜いて約3時間、居住者5人の有線電気通信を妨害したとしている。勤務中だったとみられる。
宮内庁は27日、東京電力福島第1原発の事故後、福島県広野町で初めて収穫されたコシヒカリの新米が同庁に提供され、天皇陛下のご希望で、お住まいの皇居・御所に一部をお届けしたと発表した。 同町は事故後に自粛していた水稲の作付けを約3年ぶりに再開。山田基星町長が10月に首相官邸を訪れ、各省庁の職員食堂用として新米を贈呈する目録を安倍晋三首相に渡していた。 宮内庁には20日、職員食堂約4日分の消費量に相当する120キロが届いた。報告を受けた陛下が「苦労されて作ったお米であろうから、自分たちも少しいただこうか」と希望されたため、26日に一部を御所にお届けしたという。 宮内庁の職員食堂では、27日からおにぎりの無料サービスなどを提供する。 天皇、皇后両陛下は事故後、平成23年5月と24年10月、25年7月に福島県をご訪問。24年の訪問では、広野町と同じ双葉郡の川内村で除染作業を視察された。
9日午前11時ごろ、兵庫県佐用町櫛田の鉄鋼製造会社「パイテック上月工場」で、金属製ローラーの旋盤加工作業をしていた社員の井口純一さん(30)=同町佐用=が、旋盤機で回転するローラー(直径約1・5メートル、長さ約3メートル)と形を整えるための刃に挟まれた。近くにいた男性作業員(32)が機械を緊急停止させたが、井口さんは腕などを切断され、搬送先の病院で死亡が確認された。
京都大大学院人間・環境学研究科の末次健司研究員(植物分類学)は7日、花を咲かせず光合成もしない新種のランを鹿児島県で発見したと発表した。こうした種の発見は世界で2例目という。フィンランドの植物学専門誌のオンライン版に掲載された。 末次研究員は昨年4月、鹿児島県・薩摩半島の約40キロ南にある竹島で植物を調査し、竹林に生える新種のランを発見。100個体以上が自生しているのを確認し、「タケシマヤツシロラン」と名づけた。 この種は、きのこなどの菌類に寄生して栄養を得る植物で、光合成を行わず1年のうちの多くを地中で過ごす。4~5月だけ地上に芽を出してつぼみができるが、開花をせずにそのまま種子を作るという。 こうした植物の発見は2012年に台湾で報告された事例があるという。 末次研究員は「開花も光合成もしないという、いわば『植物であることをやめた植物』といえる。今後、なぜこうした進化を遂げたのかを詳し
警察官に「頭がおかしい」と侮辱されたとして、川崎市の男性が神奈川県に100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は23日、請求を棄却した一審横浜地裁判決を変更し、1万円の支払いを命じた。 判決によると、男性は路上のバイク撤去などを求めて平成23年11月、川崎臨港署を訪れ、「今すぐにやれ」と何度も大声を出した。対応した警部補が「あなたは頭がおかしい」と発言。後に男性が発言の確認を求めると「頭がおかしいからしょうがねえじゃねえかよ」と返答した。 高世三郎裁判長は「男性も撤去を執拗に求めるなど逸脱した行動だったが、発言を言葉の弾みとして見過ごすことはできない」と指摘。慰謝料として1万円が相当と判断した。
コンビニのアイスクリーム用冷凍庫に入ってごろ寝、そして撮影、インターネットに投稿。若者の“悪行自慢”の投稿が相次いでいる。行為の代償は大きく、警察沙汰になることも。警察関係者は「バラエティー番組の監督にでもなったつもりか」とあきれ顔だ 猛暑が続く中、京都府向日市のコンビニ「ミニストップ向日寺戸町店」で、客の男が店内のアイスクリーム用冷凍庫に入り込み、その姿を撮影した写真が短文投稿サイト「ツイッター」に投稿された。高知市のローソンでもアルバイト店員が同様の行為を撮影させネットで公開し、店が休業に追い込まれたばかりだ。その後も各地で同様の不適切写真をネットに流す行為が横行。テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)での大学生の迷惑行為しかり、高校生が投稿したとみられる街中での爆破映像もしかり。若者たちは、なぜ「悪事」をさらしたがるのか。警察関係者は「バラエティー番組の監督にでも
体を切断されても頭や尾が生えてくることで知られる生き物「プラナリア」の再生の仕組みを、京都大大学院理学研究科の阿形(あがた)清和教授(発生生物学)らのグループが解明した。体内にある2種類のタンパク質の濃度により、形成される器官や組織が決まることを突き止めたとしている。英科学誌・ネイチャーのオンライン版に25日掲載された。 プラナリアは、さまざまな器官に分化することができる「幹細胞」が全身に存在しており、体を切断されても正しい場所に頭や尾などを再生する「極性」を持つことで知られる。ただ、その詳しい仕組みは分かっていなかった。今回の研究成果は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)による再生医療などでの応用も期待されるという。 阿形教授らは、体長1センチ程度のプラナリアを使って研究。特定のタンパク質の働きを抑える物質を注入するなどしたところ、「ERK」というタンパク質の活性が高い部分は頭に、「βカテニ
大阪府警北堺署の誤認逮捕は、昨年12月に弁護士登録したばかりの新人、赤堀順一郎弁護士の独自調査で露見した。「司法修習生でも考えられないようなミスだ」。赤堀弁護士の言葉は府警や検察に重くのしかかる=大阪市北区 アリバイとは現場不存在の証明だ、と辞書にある。犯行のあったその時その場所に、私は存在していませんでした。言うまでもないが、アリバイ証明には「その時」の正確さが欠かせない。逆に時間に誤りがあれば、だれでも犯人になってしまう。事件とは無関係の男性を大阪府警北堺署が誤認逮捕した問題は、防犯カメラの「狂った時計」を妄信し、アリバイ確認を怠った結果だ。白昼夢を覚ましたのは、昨年12月に弁護士登録したばかりの新人弁護士。推理小説さながらの独自調査で捜査の矛盾点を浮かび上がらせ、「真実」に行き着いた。「彼は絶対やっていない」。午前5時39分 1月13日、日曜日の早朝のことだ。堺市西区のセルフ式ガソリ
日本共産党が機関誌「赤旗写真ニュース」で、敵対関係にある「革マル派」(日本革命的共産主義者同盟・革命的マルクス主義派)の旗が写った写真を掲載するハプニングがあった。同党はかつて「しんぶん赤旗」紙上で、やはり敵対する「中核派」(革命的共産主義者同盟全国委員会)メンバーの“勇姿”を写真付きで紹介してしまったことがある。どうもこの党、最近はチェック体制が緩んでいるようで…。 問題の写真は、共産党が毎月2回発行する「赤旗写真ニュース」の2月第3週号に掲載された。 1月27日に東京・日比谷野外音楽堂で開かれた「ノー オスプレイ東京集会」のもようを、「オスプレイ配備やめよ」の大見出しで伝えているのだが、写真には、集会でシュプレヒコールをあげる参加者たちの写真に、赤地の旗に白い文字で「全学連 ZENGAKUREN」と書かれた革マル派系全学連の真っ赤な旗が写ってしまっているのだ。写真には多くの横断幕や旗が
東日本大震災の津波で水没した養殖施設のロープやつぶれた漁具などが柱状に絡まり合ってできた巨大な「塔」=12日、宮城県女川町指ケ浜沖水深約25メートル(魚眼レンズ使用) 宮城県女川町指ケ浜沖の海中に、東日本大震災の津波で水没したホタテやホヤの養殖施設のロープやつぶれた漁具などが幾重にも絡まってできた、直径約5メートル、高さ約20メートルの巨大な「塔」が出現、地元ダイバーらの話題になっている。 水深約35メートルの海底から円柱状に立ち上がる「塔」は表面を茶色の藻に覆われ、巨木がそびえ立っているようにも。漁業関係者は「津波で起きた渦の力でロープなどが寄せ集められたのでは」と推測する。 重すぎるため大型クレーン船でも撤去できないが、「塔」が魚礁の役目を果たし、周囲はメバルやアイナメなどが泳ぐ。 昨年8月ごろに、撤去できない海中がれきの存在を耳にしたプロダイバーの渡辺信次さん(63)が潜って確認、関
道路脇の側溝に身を潜め、何も知らずに歩く女性の下着を仰ぎ見る-。そんな誰も思いつかないようなハレンチな行為に出た男が兵庫県警に逮捕された。現場は、神戸の名門女子大や女子高へと続く通学路。暗く狭い溝の中で、女性が通りかかるのをじっと待ち、下からスカートの中を見上げていた男は「生まれ変わったら『道』になりたい」と…。こんな男の“異常行動”は、薄気味悪さや気持ち悪さを通り越し、女子大生たちや付近の住民らに恐怖心すら植え付けていた。のぞき見への執念 神戸市東灘区の閑静な住宅街の一角。近くに「お嬢様学校」とされる甲南女子大や甲南女子高があり、登下校の女子学生の笑い声が響く。その通学路脇の側溝に侵入し、鉄製のふたの穴越しにのぞいていたとして、兵庫県迷惑防止条例違反の疑いで、同区の会社員(26)が兵庫県警東灘署に逮捕された。 逮捕容疑は6月5日午前10時10分ごろ、同区森北町の道路の側溝の中に忍び込み、
東京・秋葉原を歩行中に警察官から職務質問され、犯罪事実がないのに送検、起訴猶予処分を受けたとして、豊島区の男性会社員が都などに約200万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。都築政則裁判長は職務質問の違法性を認定、「休日に秋葉原を歩いていただけで所持品検査までされた精神的苦痛は大きい」として、都に5万円の支払いを命じた。 警察官職務執行法は職務質問について「異常な挙動」から犯罪関与が疑われる場合などに実施できると規定。都側は「任意での職務質問は一般的に許容される」と主張したが、都築裁判長は規定に該当しない場合は任意でも違法との判断を示した。 判決によると、男性は平成22年3月に職務質問された際、小型ナイフ付きの携帯工具を所持していたことから任意同行を求められ、軽犯罪法違反容疑で書類送検された。東京区検は同5月、男性を起訴猶予処分とした。 都築裁判長は、男性の工具所持
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