梅雨の晴れ間。青空が嬉しい。 今日は8年前に綴った読書記録を、スターが一つもないのをいいことに再掲。読み返してみると、随分文章の雰囲気が違っていて自分でも驚く。敬体で書いているのも影響しているのかも知れないけれど、なんだか拙く(今だって拙いが)、自分の妹(妹も弟もいないが)か娘が書いたように感じる。 ******* 2012年7月22日 通勤読書用にと金曜日の仕事帰りにBOOKOFFで買った宮部さんの『ぼんくら上・下』。おもしろくてついついこの休みのうちに読んでしまいました。 宮部さんの作品の面白さは、ストーリーはもちろんですが、やはり登場する人物が端のほうの人まで生き生きと描かれ、かつその人物像が魅力的なところだなと改めて思いました。この作品の主人公は本所深川の同心、井筒平四郎ですが、その平四郎に淡い思いを抱いている、煮売屋のたくましいおばちゃんお徳さんがとても魅力的です。お徳さんの住ん