9割君は、朝日新聞の天声人語を読んでいて(ちょっと古い?)、岩波こども新書も読んでいて、哲学に関する意見をいくつか知っている筈です。小学校六年生でも。だから、論説文の読解問題を見た場合、筆者がどの立場を持っていて、どういう結論なのか、それを頭の中から引っ張り出し、文章を読みながらキャリブレーションするわけです。もちろん、間違えることもあるので、その辺を校正していきます。 8割君は、論説文問題を一杯読み込んでいます。だから、同じような問題と回答を引っ張り出します。もし、それがいままでにないパターンであれば、それが彼のデータベースに登録されます。 7割君は、哲学についての知見を知りません。したがって、文を丁寧に読み、文中で文意を量って回答を作成します。この能力があれば、例え知らないテーマについての文章でも--Web2.0とか--「作者の主張したいブロックはどこか」という問題に回答することができ
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