東京高裁で今月17日に行われた民事裁判の法廷内の様子を盗撮したとみられるビデオ映像が、インターネットの動画サイトに投稿されていることが22日、わかった。 裁判長の許可なく法廷を撮影することは、民事訴訟規則で禁じられている。法廷を撮影したビデオがネット上に流出するのは異例。 ビデオ映像は傍聴席から撮影されたもので、裁判官らしき男性の発言や、閉廷後に退廷しようとする裁判官に抗議する様子などが13分以上にわたり収められている。17日に行われた選挙無効訴訟の第1回口頭弁論を撮影したものとみられる。 法廷内の無断撮影に罰則はないが、裁判所では通常、事実関係を確認の上、サイト運営者などに削除を要請している。