【テヘラン=酒井圭吾】イラン宇宙開発局は14日、サルを乗せたロケットを打ち上げ、生還させることに成功したと発表した。 今年1月に続く2度目の成功だとしており、国内外に宇宙開発の進展を誇示している。 ロケットは高度120キロ・メートルの宇宙空間まで到達。計15分間の飛行後、地上に帰還した。サルがカプセルの中から出てくる映像は全国中継され、ロハニ大統領もホームページ上で祝辞を贈った。 イランは、2020年までの有人宇宙飛行の成功を国家目標とし、米欧は将来的な軍事転用も懸念している。ただ、1回目のサルを乗せたロケット打ち上げでは、搭乗時と着陸後のサルの容姿が異なっていたため、各国から疑念が浮上。「汚名返上」とばかりに、2度目の打ち上げに臨んだ。 今後は、サルのほか、ペルシャ猫を乗せての打ち上げも検討しているという。
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