当日記ではこれまで話題の「STAP細胞」について一度も書かなかった。 小保方晴子氏の発表当初は、研究成果の中身よりも「割烹着」だの「リケジョ」だのと、どうでも良いことばかり喧伝するマスメディア報道にうんざりした。 その後、追試をしても「STAP細胞」作製を再現できないと報じられた時には、昔話題になった「常温核融合」を思い出したりしていた。 しかし、最近になって小保方氏の博士論文に「コピペがあった」と騒がれ、小保方氏を「iPS細胞を使った世界初の心筋移植手術を実施した」と偽った森口尚史はおろか、「全聾の天才作曲家」を騙って、実は新垣隆に作曲させていた詐欺師・佐村河内守とまで同一視する風潮が表れたのを見るにつけ、「ちょっと待て」と言いたくなった。そこで初めてこの件を取り上げる。 小保方氏の「コピペ」で問題視されているのは、「幹細胞とは」云々の、論文のイントロダクションやバックグラウンドの部分だ