18:44 | 木曜の茶話会。Y先生によるDPCデータを使った疫学研究についてのお話。DPC(Diagnosis Procedure Combination、診断群分類)とは、患者に提供した医療を「病名+治療法」という組み合わせで表現したもの。通常、診療報酬は出来高払いだが、DPCに基づいて報酬額を決める包括支払い制度が一部病院で2004年から始まっている。このDPCによる診療報酬請求のデータには、病名や治療法だけでなく使用した薬剤などのデータも入れられていて、様々な統計を取ることが出来る。診療報酬請求に使われるものなので、普通研究で使われるアンケートよりもデータ量が多く(〜回収率が高い)、より質の良い(現実に近い)結果が得られるとのこと。で、O先生の突っ込み「誰が管理するべきなのか、どういう用途にまでデータ利用を許すのか」。データを管理している→データを自由に見れる→新しい発想をしやすく