オスと判明したホッキョクグマの双子=24日、札幌市の円山動物園、吉本美奈子撮影 札幌市円山動物園のホッキョクグマの双子の赤ちゃんはいずれも「オス」でした――。上田文雄市長は28日の記者会見で、同動物園による性別判定の結果を発表した。 北大の協力による体毛を使った2度のDNA判定の結果と複数の職員による視診で結論を出したという。 同動物園は双子と同じ母親「ララ」から生まれた「ツヨシ」(03年生まれ)と「ピリカ」(05年生まれ)の性別を外観のみの視診によって、それぞれ「オス」と誤判定した苦い経験がある。この2頭はその後のDNA判定でいずれも「メス」と判定された。このため、今回の判定は慎重に行ったという。 2頭は昨年12月9日に生まれた。4月21日の測定ではいずれも体長約100センチで、1頭は体重約24キロ、もう1頭は約23キロだった。 「まだ赤ちゃんで、見た目では区別ができない」(上