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ブックマーク / newsweekjapan.jp (1)

  • 氷上で消えるか「人種の壁」

    バンクーバー・オリンピックの最大の話題は、なんといってもフィギュア・スケートだった。日中が浅田選手、高橋選手に釘付けになっている間、筆者が「あれっ」と思ったは、ペアで銅メダルを取ったサブチェンコ・ゾルコビー組だ。特に、男性のゾルコビー。タンザニア人の父を持つ、褐色の肌のスケーターである。14位の結果に終わったが、フランスのジェームス・ボナール組は、2人ともアフリカ系フランス人だ。 なぜ彼らの姿に、「へえ~」と思ったかというと、12年前の長野オリンピックに出場した、やはりアフリカ系フランス人のスルヤ・ボナリー選手のことを思い起こしたからだ。黒い色の肌の持つ彼女は、4回転ジャンプに挑戦するなど派手なジャンプが有名で、フランス代表として3度のオリンピックに出場、世界選手権でも優勝経験を持つ。だが、長野オリンピックのとき、なかなか技が決まらず、点数も伸びず、いきなりキレた彼女は、公式競技での禁止

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