「電子書籍」をひと括りに語るのは限界 さて、その前提を頭に入れた上で、現状のデバイスとフォーマットを整理してみたい。その際、留意しておきたいのが、「電子書籍」とひと言にいってもその種別は様々であり、それぞれに適したデバイスとフォーマットがあるはず、という点だ。 先ほど「電子書籍三原則」を挙げた。 例えば、iPadの「不思議の国のアリス」は「所有」以外どれにも当てはまらない。 では失格なのか、というわけではなく、これは「電子絵本」と呼ぶべき種類のものだと捉えたい。そういった具合に整理しないとこの後の分類、それに基づくプラットフォーム選択がうまく行なえないからだ。 先に、いま「電子書籍」とひと括りに語られているものを分類したいと思う。 種別 ビジネスモデル 中核コンテンツ 所有意欲 検索意欲 電子書籍(いわゆる本)
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