今年は32億2000万枚、前年比マイナス5.9%先日「出す人も 出す枚数も 減りにけり…いまどきのハガキの年賀状事情」でここ数年に渡り、ハガキの年賀状を出す人そのもの、そして出す人に限っても利用枚数が減っている状況を解説した。そこで頭に浮かぶのは、「ハガキの年賀状でもっとも多くの人が使う、日本郵便の官製年賀ハガキの発行枚数動向はどのような推移を示しているのだろうか? ハガキの年賀状利用者が減っているなら、需要が減少しているのだから、当然発行枚数も減っているのではないか」との疑問。そこで今回は、日本郵便(旧日本郵政公社、郵政事業庁)が毎年発行している、年賀ハガキの枚数の推移の確認を行うことにした。間接的に年賀ハガキ全体の利用状況も把握できるはずだ。 日本の郵便行政における年賀ハガキの発行は戦後に入ってからのこと。1949年発行・1950年用のものが初めてとなる。その当時の発行枚数は1億800