ソニーは1月26日、2足歩行型ロボット「QRIO」の新規開発を中止することを明らかにした。QRIOで培った人工知能の研究開発は継続し、「コンシューマーエレクトロニクス分野で有効活用する」としている。 QRIOはソニーが開発した2足歩行型ヒューマノイドロボット。ソニーの企業キャラクターとしてテレビCMなどにも登場していた。ソニーは本業のコンシューマーエレクトロニクス事業を強化する事業再編を進めており、ロボット関連事業は縮小する方針を明らかにしていた(関連記事参照)。 既に「AIBO」の新規開発も中止しており、生産も本年度いっぱいで終了する。ユーザーサポートは継続するとしている。 関連記事 再び「世界のソニー」目指し、痛み伴う改革へ 「『世界のソニー』を復活させたい」──1万人の削減やカンパニー制の廃止。不振にあえいできたエレクトロニクス事業の復活に向け、選択と集中、リストラを断行する。 ソニ